てれびのスキマ 戸部田誠
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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

「好き」という情熱を原動力に ぼる塾・田辺は自らの道を切り開く

公開日: 更新日:

 他にも彼女は「名探偵コナン」「ドラゴンボール」「美少女戦士セーラームーン」「薄桜鬼」などアニメ・漫画作品も好き。以前は「一途じゃないとダメ」だと考えていたが、「たまたまハローキティのYouTubeを見たときに、キティちゃんが“推しはいくらいてもいい”というニュアンスのこと言っていて、(さすが)キティさん!!と思いました(笑)」(主婦と生活社「フムフムニュース」23年1月17日)と、好きなものをたくさんつくることをいとわなくなった。

 芸人になったきっかけも「薄桜鬼」の聖地巡礼をしたときに、たまたま島田秀平に遭遇し、占ってもらったことだという。かように「推し活」をしていたら、人生が変わった田辺。「思い立って“どうしよう、どうしよう”じゃなくて、いったん思ったらやらないと人生後悔しちゃいそうで」(同前)と2~3カ月お金を貯めて、「名探偵コナン」の映画の舞台であるシンガポールへ旅行したりもした。

 益若つばさに憧れ、27歳でギャルになったことまであるほど「好き」に真っすぐ。「見ての通り、愛されて育ってきた」(テレビ朝日系「アメトーーク!」21年11月4日)という彼女は、自分が受け取った「愛」を目いっぱい返すように、自分の「好き」という情熱を武器に、物おじせず積極的に行動し、自らの道を切り開いているのだ。

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