二田一比古
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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

メディアはジャニーズとの関係をいったん白紙に…今後の付き合い方を見直す時期に来ている

公開日: 更新日:

「ジャニーさんはこの部屋のどこに、どんなレコードがあるのか全部、覚えていた。僕でも覚えていないのに。『〇〇のLPの3曲目の歌。あんな調子の楽曲をうちの子に歌わせたい』と熱心に何度も聴いていた」と名プロデューサーとしての顔を見ていた兄。一方で性被害にあった弟。兄弟がそれぞれ別な顔のジャニー氏と接していたことになる。

■北公次氏の著書で世間が注目

 ジャニーズ事務所の創業は1962年。3年後に一部週刊誌が少年へのわいせつ行為を報道していたが、世間で注目されるようになったのは元フォーリーブスの北公次氏が88年に出版した著書「光GENJIへ」だった。ジャニー氏からの性被害を明らかにしたが、他のメディアが騒ぐことはなかった。

「北はジャニー氏と同じ和歌山県出身。ジャニー氏の“喜多”から“北”と付けられ、バック転の先駆者だった北はアイドルとして成功。退所後に性被害者と言われても、“なにを今さら”というのが世間の風潮で、『暴露本』扱いでした」(女性誌記者)

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