井ノ原快彦「落ち着きましょう」に会場から拍手…ジャニーズ“忖度”の根強さが分かった瞬間

公開日: 更新日:

ジャニーズ以外の会見で野次を諫めたら拍手は出る?

 なかでも、中継を見ていた視聴者からまともなツッコミが入ったのは、こうした記者を「落ち着きましょう」などと制した井ノ原の対応に拍手が起こったことだ。

《井ノ原さんの"落ち着きましょう"に違和感あった そもそもこれ程多くの性被害者がいる事件に対して時間制限質問回数制限をつけて答えないルールがおかしい 書面で送っても無視する企業ですし 井ノ原さんの発言に拍手する記者たち メディアがジャニーズ側に立つな》

《拍手が起きたことが個人的にはレターの代読と並ぶくらい意味不明だと思ったんだけど、俺がおかしいんか?》

《今ひるおびで井ノ原副社長の拍手されてる場面見た。これは異様だよね。井ノ原副社長の発言もおかしいし、拍手は気持ち悪い。やっぱりジャニーズの呪縛は根強いね》

《モーニングショー 井ノ原の例のルールを守りましょうのシーン、わざわざ赤い文字にして字幕出してたわな 拍手も初めて聴いたw 呆れるw》

 井ノ原は、報道陣に「全国放送されていて、子どもたちも見ています。ルールを守る大人の姿を見せましょうよ」とも呼びかけていた。

「その子供たちに創業者が半世紀も性加害をしていたから会見しているわけで、不祥事を起こした企業側に諫められるのは違和感があります。ましてや、記者や報道陣が拍手をするのは異常でしょう。一部の芸能レポーターやスポーツ紙などのジャニ担、御用達のフリーライターのなかで、まだ忖度がみられることが分かった瞬間でしたね。今回、新会社の幹部である東山さんと井ノ原さんが登壇して、目を付けられる発言はできませんし、輪を乱す"部外者"である社会部記者などの追及を嫌がっている雰囲気がありました」(ジャニーズ問題を取材する週刊誌記者)

 仮にビッグモーターの記者会見で、社長や幹部が報道陣の野次などを諫めたら拍手する記者はいるだろうか。ジャニーズ忖度の根は深い。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?