小池栄子は“ホームドラマの女王”だ 会話劇受難の時代に「コタツがない家」ヒットの予感

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 秋の連ドラの中で目立ってセリフ量が多い、いわゆる「会話劇」がこの2本。多部未華子(34)、松下洸平(36)、今田美桜(26)、神尾楓珠(24)が“クアトロ主演”の「いちばんすきな花」(フジテレビ系)、そして小池栄子(42)主演の「コタツがない家」(日本テレビ系=水曜夜10時)である。

 広告代理店に勤める30代女性は「いちばんすきな花」について、「初回は多部さんと、男友達役の仲野太賀さんのカラオケ店での演技がすごく良くって、《これは期待できる》と思ったんですが、第2話で《んっ?》となって……4人それぞれが《私の話》《僕の話》をしゃべり続ける感じに食傷気味というか、主張ばかりに胃もたれというか。もっとも、こっちもスマホを触りながら見ていたので、刺さるセリフを聞き逃していたのかもですけど」と話す。

■“ながら視聴”が当たり前

 今やドラマは“ながら視聴”が当たり前の時代。それだけに「セリフ量が多いドラマは《スマホを触りながらだと聞き取りきれず、内容が分からなくなってくるのであまり好きじゃない》と話す人も。まさにテレビドラマの“敵”はスマホの時代なんですよね。逆に言えば、放送中に思わずスマホを置いてしまうほど画面に集中させることができたら、制作サイドの勝ちということでしょう」と話すのは、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏だ。

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