テレ朝「裸の少年」は打ち切りも…ジャニーズとの“癒着の象徴”長寿音楽番組はいつまで続く

公開日: 更新日:

■37年間続く“癒着の原点”

 1986年10月にスタートしたテレ朝の看板番組「ミュージックステーション」(Ⅿステ)は、司会を田辺エージェンシー所属のタモリが務め、旧ジャニーズ事務所のグループが数多く出演した影響で、競合する男性グループの出演がなかなか叶わなかった番組と言われている。Mステを企画し、当時責任者だったのが皇氏だった。

「ジャニーさんはテレ朝のトイレでjr.の男たちに性加害を加えていたように、テレ朝で好きなように振る舞ってきた。そんな中、皇さんをはじめとした幹部は蜜月関係を築いていくことになります。『裸の少年』が今日まで続いた背景に旧ジャニーズとテレ朝のこうした関係が無関係だったとは言えないでしょう」(前出・番組制作会社幹部)

 テレ朝の篠塚浩社長は9月の会見で「(裸の少年について)現状、タイトルの変更はない」としながらも、10月2日の会見では「企画のリニューアルなどをする可能性はある」と語っている。

「テレ朝は『裸の少年』の打ち切りと同時に、グループ名の変更に伴い『関ジャム 完全燃SHOW』の番組リニューアルを発表しましたが、打ち切るべきはテレ朝と旧ジャニーズ事務所との蜜月関係を象徴する『Ⅿステ』だという声が少なくありません」(前出・芸能ライター)

「裸の少年」の打ち切りは、遅きに失した感が否めない。

(本多圭/芸能ライター)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?