木南晴夏「セクシー田中さん」が支持される理由…“生きづらさドラマ”「いちすき」と何が違う
確かに、《地味だけど、笑えるし共感できるしほっこりする》《極端に狙いすぎてないけど適度にメリハリがあって楽しめる》など、全体的に肯定する意見や、《木南さんのギャップ演技がすばらしい》《めるるがいい味》《毎熊(克哉)さんの昭和頭リーマンがどこか憎めない》など、演者を応援する意見が目立つ。
実際、17日発表のオリコン「ドラマ満足度ランキング」でも、「田中さん」は「きのう何食べた? season2」(テレビ東京=金曜深夜12時12分)に次ぐ2位と、高支持率を誇っている。
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「日曜GP帯に地上波の連ドラが4作ある中で、一番深い時間帯に6%近くで安定しているなら、上々でしょう」と、こう続ける。
「今期は“生きづらさ”にフォーカスして共感を集めようとする作品がいくつか見られますが、コメディーの中で共感させたり癒やしたりしているのが『田中さん』が支持される理由のひとつでしょう。“かわいい悪顔”を見せてネット上で“わるる”なんて評判の生見さんもいいですね。第5話でもうちょいでキスというところでしない流れは、ベタといえばベタ。でも、そういうお約束的なことを挟むバランスも安心感につながる」