木南晴夏「セクシー田中さん」が支持される理由…“生きづらさドラマ”「いちすき」と何が違う
■多部未華子ら4人の「いちばんすきな花」は…
そんな“生きづらさ”をグイグイ押してくる代表格といえば、多部未華子(34)ら4人が主演の「いちばんすきな花」(フジテレビ=木曜夜10時)。みんなの感想の書き込みでは「田中さん」の3倍以上あるが、そのほとんどが物語の流れに対する否定的な意見だ。
「メインの美男美女がみんな繊細で、本質を突くようなセリフもあって、おしゃれな画面。そこに惹かれる人は必ずいて、今期ナンバーワンという人もいるし、僕も今期好きなドラマの上位です。でも、テレビを見る人の多くは、“繊細さん”の要素もありながら悪意なき加害者側でもあるから、そこばかり押されても素直に共感しづらいと思うんです。その点、『田中さん』はふんわりと癒やしを与えてくれるぶん、否定的な意見が少ないのかもしれませんね」(前出の亀井氏)
GP帯のドラマが視聴率5%台で単純に《惨敗》《爆死》とは言えない時代。《ひとケタ》に過剰に反応するのはもう時代遅れか。