NHK大河「光る君へ」はイケメンてんこ盛り!吉高由里子じゃ盛り上がらないとNHK仕込み

公開日: 更新日:

 NHK大河ドラマ「光る君へ」の第2話から吉高由里子が登場、これから1年間、「源氏物語」の作者・紫式部を演じることになるが、ドラマファンからは早くも「ミスキャストじゃないの」という声が聞こえてくる。

 鼻にかかった声のネトネトしたしゃべり、ふてくされたような表情、わざとらしいオーバーな演技は、たしかに平安の才媛のイメージとは程遠い。さらに、今回の大河は1000年前の物語なのに、大石静の脚本は「歌や文を書く仕事、それは楽しい仕事なのよ」と現代ドラマ風のセリフだから、吉高に貴族の衣装を着せたラブコメに見えてしまう。

「シングルマザーの紫式部が描かれるなど、女性の自立や男社会の理不尽さがテーマなのですが、吉高の主人公では、女性の悲しさや葛藤をどこまで掘り下げて訴えられるか、心もとないですね」(ドラマ制作会社プロデューサー)

 ドラマや映画では、主役を食ってしまう名脇役というのがいるが、吉高は食われてしまう主役である。高視聴率を記録した朝ドラ「花子とアン」でも、話題となったのは主演の吉高ではなく、もっぱら友人役の仲間由紀恵だった。吉高に、いまだ代表作といえるものがないのも、そうした存在感の薄さからだろうか。女性たちの好感度も高くない。

 どうやら、NHKもそのあたりはわかっているようだ。派手な合戦シーンなし、紫式部と藤原道長、清少納言のほかに著名キャラなし、そもそもほとんどの人は「源氏物語」を読んだことなしと、大河ドラマとしてはかなり地味なうえ、吉高主演では、やはり盛り上がらないと覚悟したのか、別の話題づくりを仕掛けた。イケメンのてんこ盛りである。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  2. 2
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  3. 3
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

  4. 4
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5
    別居情報を払拭?福山雅治の妻・吹石一恵の幸せ自粛ライフ

    別居情報を払拭?福山雅治の妻・吹石一恵の幸せ自粛ライフ

  1. 6
    堀江しのぶがスキルス性胃がんと判明 余命2か月の宣告に…

    堀江しのぶがスキルス性胃がんと判明 余命2か月の宣告に…

  2. 7
    原田美枝子「女優生活50年」で紫綬褒章の感慨…夫・石橋凌の“隠し子騒動”乗り越えて

    原田美枝子「女優生活50年」で紫綬褒章の感慨…夫・石橋凌の“隠し子騒動”乗り越えて

  3. 8
    政権に忖度するテレビ朝日に「株主提案」で問題提起 勝算はあるのか…田中優子さんに聞いた

    政権に忖度するテレビ朝日に「株主提案」で問題提起 勝算はあるのか…田中優子さんに聞いた

  4. 9
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  5. 10
    あえてGWに「裏金不起訴」で大炎上!萩生田光一氏と世耕弘成氏を待つ“市民感覚”の鉄槌

    あえてGWに「裏金不起訴」で大炎上!萩生田光一氏と世耕弘成氏を待つ“市民感覚”の鉄槌