安倍派5人衆らに自民党執行部が離党・議員辞職要求 党内の批判受け=読売報道

公開日: 更新日:

 ついに世論や党内からの突き上げに動かざるを得なくなったか。

 自民党執行部が安倍派の裏金事件をめぐり、東京地検特捜部が立件を見送った、いわゆる「5人衆」ら安倍派幹部に自発的な離党や議員辞職を求めたことが分かった。25日の読売新聞が報じた。

【写真】この記事の関連写真を見る(20枚)

 従わない場合、党として厳重な処分を科すことを検討している。党則に基づく処分には、党の役職停止、離党勧告、除名などがある。

 これまで安倍派幹部のうち塩谷・元文部科学相ら5人はそれぞれ記者会見に応じたが、秘書に責任を押し付けるばかりで、いったん廃止を決めたキックバック再開の経緯などに関する踏み込んだ説明はなし。松野前官房長官と下村元政調会長にいたっては会見すら開いていない。説明責任を果たすよう要求する声が党内でも噴出していた。

 また自民党は野党からの要求を受け、安倍派の衆参両院の委員長の大半を交代させる方針を固めた。衆院政治倫理審査会会長を務める塩谷氏の後任には田中元復興相を充てる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

  1. 6
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 7
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  3. 8
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  4. 9
    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

  5. 10
    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今

    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今