古賀茂明氏が真相激白 報ステCM中に古舘氏「私は立場上…」

公開日: 更新日:

 問題の本質は、官邸の圧力の方だ。そもそも1月23日に番組内で古賀氏が「I am not ABE」と発言したところ、放送中に官邸サイドから番組スタッフにメールが届き、テレ朝幹部は真っ青になったという。

「1月のメールの件は、私も確認しています」

 さらに、菅官房長官が先月30日の会見で、「放送法があるので、テレビ局がどのような対応を取るのかしばらく見守りたい」と発言した。テレビ局に対する「放送免許剥奪」の“脅し”と捉えられてもおかしくない。

「あれが圧力じゃないなんて、菅長官は意味不明です。でも、テレビ局や新聞社があれを圧力と感じなくなってしまっていることの方が深刻です。テレビ局は、昨年末の衆院選で自民党から『公平・公正』を求めるペーパーを渡されても、その事実を放送して抗議することもなかった。逆にテレ朝では、社内の関係者にメールでペーパーの順守を周知徹底していたのですから」

 今回の騒動は、古賀vs古舘・テレビ朝日という構図に矮小化されている。古賀氏が真に訴えたかったのは、もっと大きな危機だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方