溝口敦 — 著者のコラム一覧

溝口敦ノンフィクション作家、ジャーナリスト

１９４２年７月５日生まれ。早大政経卒　徳間書店、博報堂勤務を経て、フリージャーリストに。暴力団や闇の世界に深く食い込んだド迫力ルポには定評がある。『食肉の帝王』で第２５回講談社ノンフィクション賞受賞、日本ジャーナリスト会議賞受賞。『暴力団』（２０１１年）がベストセラーに。

溝口敦の「斬り込み時評」

女に稼がせるヤクザも日本だけはお寒い事情

公開日：2024/04/01 17:00　更新日：2024/04/01 17:00

30年前には台湾人女性、20年前はコロンビア人女性、そして今は…日本人女性…（売春の客待ちをする女性＝新宿・歌舞伎町大久保公園辺り）／（Ｃ）共同通信社

　今、新宿・歌舞伎町2丁目の大久保公園辺りにたむろしているのは日本人女性だが、20年ほど前に群れをなしていたのはコロンビア人女性だった。

　その周りを用もないのに取り巻いていたのはイラン人男性で、事情を知らない日本人たちは「やつらは女の匂いを嗅ぎたいばかりにコロンビア女につ…

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