私人逮捕系恐喝YouTuberに逮捕令状 正義のヒーロー気取って盗撮の一部始終を撮影→慰謝料請求

公開日: 更新日:

■従わなければさらし者にして視聴回数を稼ぐ

 佐藤容疑者は昨年3月ごろから私人逮捕を繰り返し、盗撮犯から慰謝料を脅し取れないことが分かると犯人を取り押さえ、警察に突き出すまでの動画をユーチューブにアップ。動画の視聴回数を稼ぎ広告収入につなげていた。

「2人は人混みの駅構内に出向いては、ターゲットを物色。あやしい動きをしている人物を見つけると、後をつけ、女性のスカート内にカメラを差し入れている姿を一部始終、エスカレーターの上などから動画撮影していた。“証拠”を押さえると、本人のもとに駆け寄り、『盗撮やったろ』『画像を見せろ』『見てたんだよ』『動画を撮った』と問い詰め、逃げられないように身柄を拘束していた。交番で警察官から当時の状況を聞かれるたびに、どうだと言わんばかりに事細かく説明していた」(捜査事情通)

 警察も2人のうさんくささに気づいていたようで、ユーチューバーは、動画の中で交番勤務の警察官にこう訴えていた。

「2日連チャンぐらいで捕まえちゃっててー。警察とかも昨日いたりしたんですよ、邪魔しに。オレの邪魔しに張っているから。こいつ、うぜーなーと思って」

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

  1. 6
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 7
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  3. 8
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  4. 9
    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

  5. 10
    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今

    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今