「子どもの体じゃない」…浅田真央が再び選んだ「ノクターン」の舞

公開日: 更新日:

「ショート、フリーとも集中して、自分の持っているものを出したいなと思っています。(優勝した)スケートアメリカよりも、もう一段、上の滑りをしたい」――。

 ソチ五輪での表彰台を目指すフィギュアスケート浅田真央(23)がこう言った。

 7日、フィギュアスケートGPシリーズNHK杯(8~10日・東京)の開幕を前に公式練習が行われ、浅田は鈴木明子(28)、宮原知子(15)の日本勢とともに調整。ショートプログラム(SP)、フリー(FS)とも随所にトリプルアクセルを決めるなど調子の良さをうかがわせた。

 来年2月のソチ五輪を最後に引退を表明している浅田は、今季をフィギュアスケーターとしての「集大成」と位置付けている。佐藤信夫コーチとともに取り組んできたスケーティングスキルはすでに完成の域に達し、今季初戦のGPシリーズ米国杯では、バンクーバー五輪でマークした自己最高の205・50点に迫る204・55点で優勝した。

 現役最後のシーズンは原点に戻って臨む決意を示している浅田は、SPの曲にショパンの「ノクターン(夜想曲)」を選んだ。この曲は初出場した世界選手権(東京)で銀メダルを獲得した06~07年シーズンにも使用した曲。浅田は当時、16歳。愛くるしい笑顔がトレードマークの美少女スケーターとして人気を呼んだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  2. 2
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  3. 3
    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

  4. 4
    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  2. 7
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  3. 8
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  4. 9
    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

  5. 10
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間