楽天・田中の“価値”下げるだけ NPBと選手会の愚

公開日: 更新日:

<入札金をガクン下げる米修正案>

 だから言ったじゃないか。

 田中将大(25)本人はもちろん、田中がメジャーでどれくらいやるか楽しみにしていた日本中の野球ファンも、そう思ったに違いない。

 14日(日本時間15日)、大リーグ機構(MLB)が新入札制度(ポスティングシステム)を取り下げ、修正案を出すと発表したことに関してだ。

「日本には迅速な対応が必要だと伝えているのに、正式な返事はまだない。日本の総意が出るのに時間がかかり過ぎて、情勢は変わった」とはMLBのマンフレッド最高執行責任者(COO)。同COOは「今回の制度には資金力のある球団しか参加できない」とも話した。

 米国側が当初、日本に提示した案は選手の所属球団に莫大なカネが入る内容だった。これまでのような最高額でなく、1位と2位の間になるとはいえ、米メディアは入札金を75億~100億円に達すると予想している。米国側は最大限に譲歩するのだから、さっさと返事をしろと交渉の期限を切ってきた。それが米国のFA市場が開いた直後、日本時間11月2日だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  5. 5
    どちらが“将来の天皇”の注目度 愛子さまは園遊会で猫談義、悠仁さまは玉川大訪問が話題に

    どちらが“将来の天皇”の注目度 愛子さまは園遊会で猫談義、悠仁さまは玉川大訪問が話題に

  1. 6
    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

  2. 7
    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

  3. 8
    阪神・大山悠輔「4年16億円」争奪戦勃発に現実味…評価を押し上げた「目に見える数字」以上の価値

    阪神・大山悠輔「4年16億円」争奪戦勃発に現実味…評価を押し上げた「目に見える数字」以上の価値

  4. 9
    小池都知事の公約「築地は守る」どこへ? 食のテーマパーク機能を有する市場のはずが“多目的スタジアム”に巨人が移転?

    小池都知事の公約「築地は守る」どこへ? 食のテーマパーク機能を有する市場のはずが“多目的スタジアム”に巨人が移転?

  5. 10
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽