相撲協会新人事 「肩書6個」貴乃花親方に課せられた“特命”

公開日: 更新日:

 危機管理部長も、八百長や野球賭博のように角界を揺るがす問題が起きた時が出番。それにしたって危機管理委員がいるのだから、貴乃花が何かをやることはない。

 博物館運営委員に至っては、ほとんど名誉職のようなものだ。
 監察委員は八百長の監視が目的。なるほどガチンコ力士だった貴乃花にこそふさわしい、と言いたいところだが……。

「上位力士に怪しい相撲が横行する中、マジメに監視なんて無理でしょうね。そもそも監察委は機能していない。場所中は彼らが待機する部屋にモニターがありますが、もっぱら漫画本を読むなど怠けているのが多い。それより興味深いのは、理事選に落ちてクーデターも失敗した九重親方(58=元横綱千代の富士)が監察委員になったこと。週刊誌で散々、現役時代の怪しい相撲を報じられていた九重親方が八百長監視なんて、皮肉もいいところ。しかも、上司が貴乃花。自分に対してクーデターを企てた北の湖理事長の嫌がらせともっぱらです」(前出のOB)

 まずはお手並み拝見だ。

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