赤星の“悪夢”も…DeNA筒香「交錯アクシデント」の深刻度

公開日: 更新日:

 思い出したくないシーンだ。

 DeNAの左翼を守る筒香は初回、中日大島の放った左中間の打球を捕球しようとして中堅の梶谷と交錯。後頭部を地面に強打し倒れ込むとピクリとも動かない。医師の呼びかけにも反応せず、スタンドからは「筒香、頑張れ!」の声援が飛ぶ。

 医師の手を握り返すなど徐々に反応するようになったが、頭を打っているだけに動かせない。球場内に入ってきた救急車に頭を固定され乗せられるとすぐに病院へ向かった。検査の結果、「脳振とう」「頚椎振とう」と診断された。球団によれば、意識はあり、手足も動かせるという。

 気になるのは、球場で筒香に寄り添っていた医師の「頚椎が心配」という言葉。

 09年に引退した阪神の赤星も、ダイビングキャッチなどの激しいプレーのダメージにより頚椎を損傷。それでもプレーを続け、結局中心性脊髄損傷で現役続行を諦めた。

 筒香はプロ5年目にしてようやく花開いたと思ったら、このアクシデント。大事に至らないことを願うばかりだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  5. 5
    どちらが“将来の天皇”の注目度 愛子さまは園遊会で猫談義、悠仁さまは玉川大訪問が話題に

    どちらが“将来の天皇”の注目度 愛子さまは園遊会で猫談義、悠仁さまは玉川大訪問が話題に

  1. 6
    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

  2. 7
    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

  3. 8
    阪神・大山悠輔「4年16億円」争奪戦勃発に現実味…評価を押し上げた「目に見える数字」以上の価値

    阪神・大山悠輔「4年16億円」争奪戦勃発に現実味…評価を押し上げた「目に見える数字」以上の価値

  4. 9
    小池都知事の公約「築地は守る」どこへ? 食のテーマパーク機能を有する市場のはずが“多目的スタジアム”に巨人が移転?

    小池都知事の公約「築地は守る」どこへ? 食のテーマパーク機能を有する市場のはずが“多目的スタジアム”に巨人が移転?

  5. 10
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽