大阪桐蔭・西谷監督が明かした“日本一のスカウティング”

公開日: 更新日:

「うちはスター不在」

 大阪桐蔭の西谷浩一監督(44)は、今年の優勝メンバーについてこう言っていた。一昨年は藤浪晋太郎(現阪神)、森友哉(現西武)のバッテリーで春夏連覇。彼らのような飛び抜けた逸材は確かにいないものの、プロ、アマ関係者が「大阪桐蔭のスカウティングは日本一」と口を揃えるように、他校がうらやむタレント集団であることは間違いない。

 優勝投手になったエースの福島孝輔(3年)は福岡出身。飯塚ライジングスターボーイズでは捕手だった。同じチームには同級生の高浜祐仁(横浜高)がいた。西谷監督は福島が試合で投手として投げる姿に将来性を感じ、横浜高をはじめ、他校が捕手として誘う中、投手として“オファー”した。

「スライダーに光るものがあった。少し肘を下げて投げれば、スライダーにもっとキレが出てくるなと。『投手として育てたい』と声を掛けさせてもらった」(西谷監督)

 野球部員は58人。1学年20人程度の部員のほとんどは西谷監督自らグラウンドに足を運び、チェックした選手らしい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  2. 2
    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

    本来は「9月左翼構想」だが…大谷が打てば打つほど手術明けの外野守備は前倒しの気配

  3. 3
    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

    訪日客狙い“奥日光2泊3日400万円ツアー”のアテが外れた理由

  4. 4
    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

    「いまだに、ああいうスタンスは何なのだろうと…」当時の山田GMが首をひねった図太い神経

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

    真美子夫人も共同オーナーに? 大谷「25億円別荘購入」の次は女子プロバスケチーム買収か

  2. 7
    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

    大谷「DH独占」打ちまくり、週間MVPも…他の野手を休ませられないロバーツ監督のジレンマ

  3. 8
    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

    3人兄妹の末っ子だから年上と遊ぶ機会が多く、彼らと遊ぶだけの体力もあった

  4. 9
    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

    東山紀之社長の鉄面皮「SMILE-UP.」の体質は旧態依然…進まぬ被害者補償に批判と失望

  5. 10
    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間

    当時日本ハムGMだった山田正雄氏が「この性格はプロでやる上でプラスになる」と確信した決定的瞬間