巨人に“キューバ危機” グリエルはまさかの「兄弟セット販売」

公開日: 更新日:

 DeNAのユリエスキ・グリエル内野手(30)の獲得を目指す巨人が困ったことになっている。キューバ側からさまざまな条件を突きつけられ、その中に「セット販売」があるという。中南米事情に詳しい球界関係者が明かす。

「巨人は今季、キューバの若い投手と一緒にコーチの派遣も受け入れた。キューバは誰かと『セット』という条件をよくつける。今回は『グリエルが欲しいなら、弟のユニエルキスも一緒に契約する』というもの。弟は22歳で190センチを超える大型遊撃手。一見、有望なようだけど、兄とは比べるまでもなく攻守で粗削り。キューバとしては弟の方を日本球界で経験を積ませたい思惑がある。もちろん、一定の試合数を出場させることも条件に含まれる。グリエル本人は三塁での固定起用を希望している。つまり、兄弟で三遊間を守らせろということなのです」

 巨人には厳しい条件といえる。ただでさえ三塁には村田がいるというのに、今度は遊撃もとなれば、こちらはチームの顔になりつつある坂本が控えている。巨人は兄を二塁で起用したいだけなのに、弟にまで「一定の試合数」など確約できるはずもなく、交渉は難航しそうな雲行きという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも