専大松戸を初の甲子園へ 持丸修一監督が明かす“苦節8年”
――それだけに今回の初出場は特別なものがあると。
「(グラウンドで練習する部員を見ながら)子供たちにはわからないでしょうけど……これまでで一番、肩の荷が下りました。今年は『甲子園に行かなくちゃ!』ではなく、『これだけやったんだから子供を信じよう』と思った。『信じてるぞ』とか『おまえに任せる』なんて、監督人生で初めて言いましたよ。それにしても、なぜそんな気持ちになったのか、そんな言葉がどこから来たのか……」
――何か心境の変化があったのですか?
「うーん……。責任逃れしたかったから? あっはっは(苦笑いしつつ大笑い)」
――しかし、これで常総学院の木内前監督を見返せるのでは?
「いや、そんなことはまったく思ってませんよ。常総を辞めたのも最初から長くて5年しかやらないと決めていたから。現在の佐々木(力)監督へのつなぎ、リリーフのつもりでしたから。それに木内さんはもう監督業から退いていますからね。引退した人を見返しても仕方ないでしょう」