秋季C初日から練習7時間 金本“熱血指導”に虎若手全滅危機

公開日: 更新日:

 スタートから「金本イズム」が遺憾なく発揮された。

 阪神の秋季キャンプ初日(1日)、金本新監督は早速、約7時間の猛練習を課したのだ。午前は守備、走塁練習を見届けると、午後は若手の江越、陽川らを身ぶり手ぶりで指導。返事がなかった選手を怒鳴り上げるシーンも。夕暮れ時まで熱血指導した金本監督は「長いですね。自分もこんな練習をしとったかなというくらい。僕の方が疲れている」と苦笑いを浮かべた一方、「選手のモチベーションなどを見極め、テンションの下がる選手がいたら、声をかけて頑張っていこうと思う」と気合十分だった。

 金本監督は就任時から「野球に対する意識を根本から変えていく」と話すなど、再三にわたって選手の意識改革を訴えている。今季、阪神は戦力的に優勝を狙えたにもかかわらず、勝率5割を切っての3位で和田監督は退任。二軍も若手の育成が遅々として進んでおらず、10年ドラフト2位の一二三が戦力外となり、育成での再契約も検討されているほどだ。ぬるま湯に浸り続けたチームを強くするには、金本監督が言うように、まずは練習の意識や姿勢を根っこから変える必要がある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

    悠仁さまは推薦入学で東大を目指すも…名門・筑波大付属高校が持つ「4人」の枠に入れるのか?

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  5. 5
    どちらが“将来の天皇”の注目度 愛子さまは園遊会で猫談義、悠仁さまは玉川大訪問が話題に

    どちらが“将来の天皇”の注目度 愛子さまは園遊会で猫談義、悠仁さまは玉川大訪問が話題に

  1. 6
    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

    「アンメット」の“三瓶先生”にハマる視聴者続出!杉咲花も惚れた若葉竜也「無愛想な魅力」の原点

  2. 7
    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

    阪神・岡田監督が密かに温めていた「藤浪獲得プラン」が消滅していた…

  3. 8
    阪神・大山悠輔「4年16億円」争奪戦勃発に現実味…評価を押し上げた「目に見える数字」以上の価値

    阪神・大山悠輔「4年16億円」争奪戦勃発に現実味…評価を押し上げた「目に見える数字」以上の価値

  4. 9
    小池都知事の公約「築地は守る」どこへ? 食のテーマパーク機能を有する市場のはずが“多目的スタジアム”に巨人が移転?

    小池都知事の公約「築地は守る」どこへ? 食のテーマパーク機能を有する市場のはずが“多目的スタジアム”に巨人が移転?

  5. 10
    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽