バドNTT東に比べ…賭博処分で巨人の“非常識”また浮き彫り
これが社会の常識ではないか。
男子バドミントン部の田児賢一(26)、桃田賢斗(21)ら8人が違法カジノ店で賭博行為を行っていたNTT東日本は11日、「社会をお騒がせし、多くの皆さまの期待を裏切る結果となりましたことを、心より深くおわび申し上げます」などと謝罪した。同時に、田児を解雇、桃田を「出勤停止30日」、その他の賭博行為を行った社員は「厳重注意処分」、奥本部長と松野監督らは解任され、男子バドミントン部は半年間の活動停止となった。
それに比べて、支配下選手から野球賭博関与者を4人も出した巨人はどうだったか。当事者たちの無期失格処分やフロント幹部の辞任は当然としても、チーム自体は開幕延期や勝敗のハンディを負うこともなく、開幕から好調で首位にいる。
例えば、巨人が半年でも活動を自粛したらリーグ戦は成り立たないという理屈は分かる。それにしても、あれだけ世間を騒がせて、しかも野球賭博に関与した選手の中には裏カジノ店への出入りを認めている者もいる。裏社会の人間との接触もないとは断言できない。それが、1000万円の罰金だけで済ませたのは、「NTT東日本は部員のほとんどが裏カジノに行ったが、巨人でアホな選手はたったの4人」という考えだからなのか。
このまま巨人が首位を走り、優勝でもしたら世間はどう思うだろうか。