嶋は残留も低評価…楽天入り細川に早くも“正妻”の現実味

公開日: 更新日:

 ただの控え捕手では終わらないかもしれない。

 16日、楽天ソフトバンクを戦力外になった細川亨(36)と契約合意したと発表。青森県出身の細川は球団を通じて、「東北に帰って心機一転、楽天イーグルスでも優勝ができるように頑張ります」とコメントを出した。

 細川が楽天に求められる役割が控え捕手であることは、誰しも想像できる。なにせ正妻の嶋がFA権を行使せず、「生涯楽天宣言」で残留。故障は多くとも経験豊富な細川がバックアップに回るのは、当然のことだ。

 しかし、ある球団OBは「そうとも限りませんよ」とこう続けるのだ。

「現場介入をやめようとしない三木谷オーナー次第ではないか。オーナーは嶋を評価しておらず、大久保監督時代には試合中、バッテリーごと交代を命じたこともあった。今は両者の仲は修復されたようで、だから嶋も残留したのでしょう。しかし、三木谷オーナーはワンマンですからね。サッカーのヴィッセル神戸では次々に監督のクビを飛ばしたように、前言撤回なんて屁とも思っていない。再び、『やっぱり嶋じゃダメだ』と思ったら、細川に出番が回ってくるかもしれない」

 ただでさえ、嶋に続く捕手が育っていない楽天。現在は星野球団副会長がオーナーの現場介入にストップをかけているとはいえ、万が一もありそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「高校生を指名するのが怖くなった」…プロ球団ベテランスカウトが漏らす苦悩と本音

  2. 2

    自民・高市一派は衆院選28敗に終わる…全国サナエ行脚も虚しく「石破おろし」ご破算の目

  3. 3

    《中日》1位指名した金丸夢斗をパ全球団が“完全スルー”した裏に「カラダの問題」

  4. 4

    育成契約は嫌だった?ドラフトで名のある高校球児が軒並み指名漏れのカラクリ

  5. 5

    小泉進次郎氏サッサと選対委員長辞任…「すべて私が責任取る」で“泥舟からの逃亡”が真意

  1. 6

    岩井姉妹ワンツーフィニッシュでも「客離れ」に拍車…今季33試合のうち20試合がギャラリー減

  2. 7

    デーブ大久保さん(2)長嶋監督に「大洗を買いなさい」と勧められ「ゴルフ場も買えるんですね」と返したら…会員限定記事

  3. 8

    油を取ってスルスルやせる「MCTオイルダイエット」…実践した医師は2カ月で6キロ減

  4. 9

    阿部詩は大号泣、斉藤立も憔悴…ニッポン柔道大苦戦を招いた「全柔連の罪」

  5. 10

    RADWINPS野田洋次郎に“泥酔飲み会”報道 ファンも失望させた表現者としての「ダサさ」