実は契約最終年 DeNAラミレス監督は進退問題も発奮材料

公開日: 更新日:

「2年契約の最終年を迎えるラミちゃんの続投ハードルは高いそうです」

 こう話すのは、ある放送関係者。

 前半戦を貯金2の3位で終えたDeNA。主砲の筒香、首位打者の宮崎(.349)、打点王のロペス(67打点)を擁する打線は広島以上との声すらライバル球団から聞こえてくる。

 首位広島とは10.5ゲーム差だが、2年連続Aクラス、2位通過でのCS本拠地開催、CSを突破しての日本シリーズ進出の可能性は残っている。

「10年連続Bクラスだった球団を2年連続でAクラスに導けば、普通は続投でしょう。でも、DeNAは新規参入時、創設5年で優勝という目標を掲げた。4年間、中畑監督で地ならしをし、創設6年目の今季は優勝を狙う勝負の年。2年連続Aクラスでも、CS敗退なら進退問題が浮上するともっぱらです」(前出の放送関係者)

 当のラミレス監督はしかし、自らの進退問題を発奮材料にしているようだ。周囲から反対意見も出る中、「8番投手、9番倉本」という変則的な打順を組んで、これが大当たり。ハードルの高さにめげるどころか、何とか乗り越えてやろうと知恵を絞り、結果としてチームを押し上げている。主将の筒香を中心に結束力はある。広島との対戦成績は7勝7敗と拮抗している。

 最後の最後にドンデン返しが起こっても不思議じゃない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1
    阪神・佐藤輝明の機能不全は岡田監督の“旧時代的アドバイス”が元凶か…名球会会員は“前さばき”の悪循環を指摘

    阪神・佐藤輝明の機能不全は岡田監督の“旧時代的アドバイス”が元凶か…名球会会員は“前さばき”の悪循環を指摘

  2. 2
    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

    西武激震!「松井監督休養、渡辺GM現場復帰」の舞台裏 開幕前から両者には“亀裂”が生じていた

  3. 3
    貧打に喘ぐ阿部巨人…評論家・秦真司氏が危惧する「坂本勇人の衰えと過度な主力依存」

    貧打に喘ぐ阿部巨人…評論家・秦真司氏が危惧する「坂本勇人の衰えと過度な主力依存」

  4. 4
    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

  5. 5
    阪神・大山悠輔を絶不調に変えた根本原因…良かれと取り組んだオフの肉体改造が裏目

    阪神・大山悠輔を絶不調に変えた根本原因…良かれと取り組んだオフの肉体改造が裏目

  1. 6
    巨人・堀田賢慎はなぜ「打たれそうで打たれない」のか…防御率1点台キープする「4つの秘密」

    巨人・堀田賢慎はなぜ「打たれそうで打たれない」のか…防御率1点台キープする「4つの秘密」

  2. 7
    日本ハム快進撃の原動力は新庄監督以上にフロント! 育成中心のドラフト戦略ようやく結実

    日本ハム快進撃の原動力は新庄監督以上にフロント! 育成中心のドラフト戦略ようやく結実

  3. 8
    苦労人の巨人元ドラ1堀田賢慎「5年目の覚醒」はなぜ起きた...背後にいる5人の重要人物

    苦労人の巨人元ドラ1堀田賢慎「5年目の覚醒」はなぜ起きた...背後にいる5人の重要人物

  4. 9
    日本ハム山﨑福也「足が速ければ野手にしたかった」元巨人打撃コーチの父・章弘氏が本紙に証言

    日本ハム山﨑福也「足が速ければ野手にしたかった」元巨人打撃コーチの父・章弘氏が本紙に証言

  5. 10
    西武・渡辺GM兼監督代行が「現場目線」のトレード模索 12球団ワースト貧打は松井監督時代より悪化

    西武・渡辺GM兼監督代行が「現場目線」のトレード模索 12球団ワースト貧打は松井監督時代より悪化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    阪神・佐藤輝明の機能不全は岡田監督の“旧時代的アドバイス”が元凶か…名球会会員は“前さばき”の悪循環を指摘

    阪神・佐藤輝明の機能不全は岡田監督の“旧時代的アドバイス”が元凶か…名球会会員は“前さばき”の悪循環を指摘

  3. 3
    巨人・堀田賢慎はなぜ「打たれそうで打たれない」のか…防御率1点台キープする「4つの秘密」

    巨人・堀田賢慎はなぜ「打たれそうで打たれない」のか…防御率1点台キープする「4つの秘密」

  4. 4
    阪神・大山悠輔を絶不調に変えた根本原因…良かれと取り組んだオフの肉体改造が裏目

    阪神・大山悠輔を絶不調に変えた根本原因…良かれと取り組んだオフの肉体改造が裏目

  5. 5
    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

  1. 6
    伊東純也はJFAの“スポンサー忖度”でTVに映れず…仏で好調も代表入り不可の「ねじれ現象」続く

    伊東純也はJFAの“スポンサー忖度”でTVに映れず…仏で好調も代表入り不可の「ねじれ現象」続く

  2. 7
    後輩の挑発をスルーした松本人志、粗品のケンカを買って自爆した宮迫博之…露呈した“芸人の格”の違い

    後輩の挑発をスルーした松本人志、粗品のケンカを買って自爆した宮迫博之…露呈した“芸人の格”の違い

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    苦労人の巨人元ドラ1堀田賢慎「5年目の覚醒」はなぜ起きた...背後にいる5人の重要人物

    苦労人の巨人元ドラ1堀田賢慎「5年目の覚醒」はなぜ起きた...背後にいる5人の重要人物

  5. 10
    石破茂氏は自民幹事長を受けるのか 岸田首相“死に体”政権だけは勘弁と7月末「内閣改造」画策

    石破茂氏は自民幹事長を受けるのか 岸田首相“死に体”政権だけは勘弁と7月末「内閣改造」画策