大坂なおみに何もできない日本テニス協会に未来はあるか
日本の国籍法で二重国籍者は22歳までにどちらかを選択することとされ、大坂は東京五輪前年の2019年秋に22歳になる。オリンピックは3年の猶予で国籍変更を認めているから、東京は日本代表、パリ以降は米国という道もあるが、テニスではフェド杯の実績も代表権に関わる。
これはいずれ、本人の意思だが、問題の核心はそこではない。テニス協会はナショナルコーチの失態劇をどう総括するのか。錦織圭も同じだったが、ツアーの経験情報に乏しい競技団体にプロの高みなど差配できないことを思い知るべきだ。日本体育協会が4月から日本スポーツ協会と名称を変えても、テニス協会に未来はあるだろうか。いまの時代、「何もしない未来」などあるのか。