貧打に投壊…虎ファンが早くも危惧する「2年連続最下位」
と語る麻生氏が続ける。
「矢野監督は昨年、二軍を優勝に導く実績をつくった。捕手出身で知的な指導者という印象があります。金本前監督は『超変革』をキャッチフレーズにしたものの、結局ベテランの糸井さんや福留さん頼みから脱却できなかった。矢野監督にはそうなってもらっては困ります。3月29日の開幕戦(対ヤクルト=京セラ)では、ちょっと違うなという采配が見られることを祈っています」
そして、宮本氏も言う。
「オープン戦で6連敗したときは、去年と同じくズルズルと行きかねない、と不安を感じました。なにしろ昨年は最下位でしたからね。負けグセがついてしまうのが一番怖い。矢野監督に期待はしても、阪神ファンは自分も含めて気が短い(苦笑い)。開幕当初から5位、6位に低迷するようなら、『監督を代えろ!』なんて声が出かねません。何とかスタートダッシュを決めてほしい。03年に星野監督が優勝した時は、関西全体が大いに盛り上がった。阪神の成績は関西の景気を左右します。矢野阪神にはぜひとも頑張ってほしいですね」
期待はしても、不安が募る。それが阪神ファンの偽らざる心境のようだ。