毎年ゾロゾロ渡英も予選突破できず 日本人プロの体たらく
【全英オープン】
アマチュア(金谷拓実)を除けば、今年の日本勢は7人のプロが出場して予選を突破したのはたった2人だった。
2000年から今年までの20大会で、日本人プロは延べ147人が出場(平均7.35人)して、105人が予選落ち。トップ10入りは丸山茂樹(02年・5位)、谷原秀人(06年・5位)、松山英樹(13年・6位)の3人しかいない。
「4大メジャーの中で日本人に最も勝つチャンスがあるのは全英」とよく言われるが、これが現実だ。
1976年に鈴木規夫が日本人で初めてトップ10(10位)入りを果たし、青木功が78年から4年連続で7位、7位、12位、11位と健闘。82年倉本昌弘4位、86年は中嶋常幸が首位のG・ノーマンに1打差の2位で最終組を回り8位、88年は青木7位と、確かにこの頃は日本選手が「クラレットジャグ」(優勝トロフィー)を手にすることは夢物語ではなかった。「日本人に最も勝つチャンスがある」と言われるのは、当時の成績や比較的小柄な選手の活躍が根拠になっているのかもしれない。