複数球団が熱視線 ソフトB福田がオフFA最大の目玉は本当か

公開日: 更新日:

 ソフトバンクの中で埋もれる控えは、他球団の編成も注目している。12年途中にトレードで放出された巨人の立岡宗一郎は3年半で1試合しか出場できなかったが、巨人では15年に一軍定着。17年にソフトバンクを構想外になった山田大樹ヤクルトが無償トレードで獲得すると、今季先発として14試合に登板し、5勝4敗の成績を残した。

 福田についてはヤクルトがすでに調査に乗り出し、中日はトレードで獲得を画策した過去も。ポスティングでのメジャー移籍を希望する菊池涼、来季国内FA権を取得する田中広などラッシュが続く広島も参戦する可能性がある。

 何よりも本人は出場機会を求めている。昨年オフの契約更改では、控えとして数字に表れない貢献度への評価を要望したうえで、こう言っていた。

野球選手である以上は頭(先発)から試合に出たい。控えの立ち位置を脱却したい」

 ソフトバンクは宣言残留を認め、複数年契約も視野に残留交渉を継続しているという。過去にも川島や明石など権利を行使して残留した前例もあるが、他球団ならレギュラークラスの逸材。マネーゲームの得意なソフトバンクが相手とはいえ、争奪戦は激しさを増しそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「高校生を指名するのが怖くなった」…プロ球団ベテランスカウトが漏らす苦悩と本音

  2. 2

    自民・高市一派は衆院選28敗に終わる…全国サナエ行脚も虚しく「石破おろし」ご破算の目

  3. 3

    《中日》1位指名した金丸夢斗をパ全球団が“完全スルー”した裏に「カラダの問題」

  4. 4

    育成契約は嫌だった?ドラフトで名のある高校球児が軒並み指名漏れのカラクリ

  5. 5

    小泉進次郎氏サッサと選対委員長辞任…「すべて私が責任取る」で“泥舟からの逃亡”が真意

  1. 6

    岩井姉妹ワンツーフィニッシュでも「客離れ」に拍車…今季33試合のうち20試合がギャラリー減

  2. 7

    デーブ大久保さん(2)長嶋監督に「大洗を買いなさい」と勧められ「ゴルフ場も買えるんですね」と返したら…会員限定記事

  3. 8

    油を取ってスルスルやせる「MCTオイルダイエット」…実践した医師は2カ月で6キロ減

  4. 9

    阿部詩は大号泣、斉藤立も憔悴…ニッポン柔道大苦戦を招いた「全柔連の罪」

  5. 10

    RADWINPS野田洋次郎に“泥酔飲み会”報道 ファンも失望させた表現者としての「ダサさ」