NBA強豪にゴール量産も 八村塁を待ち受ける新人潰しの洗礼
米プロバスケットボールNBAの日本人ルーキーが強豪相手に存在感をアピールした。
ワシントン・ウィザーズの八村塁(21)が1日(日本時間2日)のロサンゼルス(LA)・クリッパーズ戦で、昨季のNBAファイナルMVPのカワイ・レナード(28=前ラプターズ)らを前に自己最多の30得点、29日(同30日)のLA・レイカーズ戦では、キングの異名を持つ現役最高プレーヤーであるレブロン・ジェームズ(34)とのマッチアップを制する場面もあり、16得点、8リバウンドをマーク。レイカーズ戦ではエンゼルスの大谷翔平(25)、この日は女子プロテニスの大坂なおみ(22)と、日本のトップアスリート2人が観戦する中、今季のウエスタンカンファレンス(西地区)の優勝候補2チームを相手に結果を残した。
NBAを代表するスター選手に真っ向勝負を挑み、ゴールを量産した八村だが、今後はNBAの更なる洗礼を浴びそうだ。開幕から間もなく2カ月を迎えるだけに、各チームとも対戦相手の戦術分析は進んでおり、八村へのマークが一層、厳しくなるからだ。NBAの新人潰しにも要注意だ。試合展開にもよるが、八村対策のため防御にたけた選手をマークに付けて、ルーキーの動きを封じ込めることもある。
まずは順調なスタートを切った八村だが、ここからが正念場である。