超高速Vでも…青学・原監督「箱根駅伝お先真っ暗」の理由

公開日: 更新日:

「これまで<選手たちの引き出せていなかった機能>を引き出してくれました」とは、準優勝の東海大・両角監督である。

「(疲労する)後半になっても、足を回しているだけで<前に動いていく感覚>があります。今大会は、レース後半に極端にヘロヘロになる選手も少なく、自分自身も(実際に履いて走ると)疲れているのに膝を動かすだけで<前に進んでいく>感じです」(両角監督)

 青学大・原監督は厚底シューズの効能について聞かれて「(区間新続出も)走っているのは選手のハートと足です。それ以上はノーコメント」とアディダス社に配慮する場面もあったが、言うまでもなく厚底シューズだけが、青学大に優勝をもたらしたわけではない。

「下級生の造反がチームを引き締めた」と陸上関係者がこう続ける。

「3月に3人の次期4年生が強化プランについていけないと辞め、さらに寮の規則を破ることが多かった4年生に対して、下級生たちが『規律が乱れる。一緒にトレーニングできない。辞めてもらいたい』と鈴木主将に直談判。退部させることでチーム全体が<箱根駅伝で優勝する>という目的意識でビシッと固まり、選手たちのパフォーマンスも上がっていった」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

    北乃きいが「まるで別人!」と話題…フジ「ぽかぽか」でみせた貫禄たっぷりの“まん丸”変化

  2. 2
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 3
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  4. 4
    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

    (6)「パンツを脱いできなさい」デビュー当時の志穂美悦子に指示したワケ

  5. 5
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  1. 6
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  2. 7
    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

    静岡県知事選で「4連敗」の目 自民党本部の推薦が“逆効果”、情勢調査で告示後に差が拡大の衝撃

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

    若林志穂vs長渕剛の対立で最も目についたのは「意味不明」「わからない」という感想だった

  5. 10
    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる

    “絶対に断らない女”山田真貴子元報道官がフジテレビに天下りへ 総務官僚時代に高額接待で猛批判浴びる