初三塁のレイズ筒香 フィールディングより求められる頭脳

公開日: 更新日:

 レイズ・筒香嘉智(28)が26日(日本時間27日)のツインズ戦に「5番・三塁」でスタメン出場。2打数無安打と快音は響かなかったが、オープン戦初の内野守備では弱い当たりのゴロをランニングスローで処理して軽快な動きを見せた。

 実戦で初の内野守備をこなした筒香は「(オープン戦は)左翼だけだったので、あの距離感で試合に出れたのはよかった」と振り返った。

 今季は本職の左翼以外に、一塁や三塁でも起用される見込み。筒香は日本から7種類のグラブを持ち込んでおり、今月上旬に渡米して以降は現地で精力的に内野ノックを受けるなど、守備力の向上に励んでいる。

「ヨシ(筒香)が複数のポジションをこなせれば、攻撃のオプションも増える」と話すキャッシュ監督は、筒香の守備力を確かめるように自らノック。ルーキーの内野守備を「いい動きをしている」と評価しているが、レギュラーシーズン開幕後の筒香にはフィールディング以上に“頭脳”が求められる。

 低予算で球団運営するレイズは同地区の金満球団であるヤンキース、レッドソックスの豊富な戦力にアイデアで対抗してきた。今ではメジャーで当たり前になっているオープナーを初めて採用したことで知られるが、他球団に先駆けて大胆な守備シフトを取り入れた球団でもある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  2. 2
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  3. 3
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  4. 4
    宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

    宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

  5. 5
    巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

    巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

  1. 6
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  2. 7
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8
    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

  4. 9
    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

  5. 10
    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白