大谷の球威を監督絶賛 TJ手術の副産物で170km超えに現実味

公開日: 更新日:

 二刀流への完全復活を目指すエンゼルス・大谷翔平(25)の調整が順調なようだ。

 18日(日本時間19日)にはマドン監督が地元ラジオ局の番組に出演。本拠地エンゼルスタジアムで行った大谷の練習を視察したそうで、「球は力強かった。制限はなく、普通に見えた。元気そうだ」と明かした。折しも、この日はエンゼルスなど5球団の本拠地があるカリフォルニア州のギャビン・ニューソム知事が、早ければ6月の第1週にも無観客でのプロスポーツイベント開催を許可する方針を示した。すでに同州の複数の球団が近日中にも本拠地で練習を再開する見込みだ。

 今季の開幕が大幅にずれ込んだことで、大谷は開幕投手の有力候補に挙げられている。手術明けながら、メジャー3年目にして大役を担う可能性もある今季は、各球場のスピードガンにも注目が集まるかもしれない。球威の大幅アップが見込めるからだ。

 大谷が一昨年10月に受けた右肘靱帯を修復するトミー・ジョン(TJ)手術はリハビリ過程で体幹や下半身、投球で重要な役割を担う股関節など、患部以外の強化や機能改善を入念に行う。肩、肘への負担を軽減するため、投球フォームの改良を行うこともあり、TJ手術の復帰後は5~10キロ球速が増すことも珍しくはない。個人差はあるが、特に20代前半から中盤の投手は球威が増す傾向にあるといわれる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「実際のところ二刀流を勧める立場でもなければ、考えたことも、その発想すらなかった」

    「実際のところ二刀流を勧める立場でもなければ、考えたことも、その発想すらなかった」

  2. 2
    入団直後から“普通でなかった”思考回路…完封を褒めても「何かありましたか?」の表情だった

    入団直後から“普通でなかった”思考回路…完封を褒めても「何かありましたか?」の表情だった

  3. 3
    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

  4. 4
    「結婚はまったく予想していませんでした。野球をやっている間はしないと思っていた」

    「結婚はまったく予想していませんでした。野球をやっている間はしないと思っていた」

  5. 5
    「銀河英雄伝説」大ヒットの田中芳樹さんは71歳 執筆47年で120~130冊…どのくらい稼いだの?

    「銀河英雄伝説」大ヒットの田中芳樹さんは71歳 執筆47年で120~130冊…どのくらい稼いだの?

  1. 6
    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議

  2. 7
    GLAYのTERU“ホテル不満ツイート”が物議…ツアー最終日「気持ちが上がらない」にファン失望

    GLAYのTERU“ホテル不満ツイート”が物議…ツアー最終日「気持ちが上がらない」にファン失望

  3. 8
    木村拓哉「Believe」にさらなる逆風 粗品の“あいさつ無視”暴露に続き一般人からの告発投稿

    木村拓哉「Believe」にさらなる逆風 粗品の“あいさつ無視”暴露に続き一般人からの告発投稿

  4. 9
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10
    小池百合子都知事の“元側近”小島敏郎氏が激白! 2020年都知事選直前に告げられた「衝撃の言葉」

    小池百合子都知事の“元側近”小島敏郎氏が激白! 2020年都知事選直前に告げられた「衝撃の言葉」