六川亨
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六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

開幕5試合で5得点!C大阪FW大久保嘉人の覚醒は本物か

公開日: 更新日:

 セレッソ大阪の〈桜のストライカー〉が狂い咲きしている。

 大久保嘉人(38)は昨シーズン、J2の東京Vで19試合に出場してノーゴール。一昨年はJ1の磐田で20試合に出場して1ゴール。J1での通算得点は185ゴールと最多記録を更新しているものの、J1通算200ゴールの大台までは、あと15ゴールを積み重ねる必要があった。

 大久保が二桁得点(15点)を記録したのは、川崎Fに在籍していた16年のこと。それから5年が過ぎ、大久保も38の齢を重ねた。今シーズンでの大台突破は不可能だと思われても当然だっただろう。

 それが古巣のC大阪に復帰すると開幕から3試合連続ゴールをマークし、5試合で5ゴールの荒稼ぎ。通算得点を190ゴールに伸ばし、200ゴールも一気に視野に入ってきた。今シーズンでの記録達成も現実味を帯びてきた。

 大久保のプレーを見ながら、いつも感心するのは〈クレバーなこと〉〈基本に忠実なこと〉〈ゴール前で冷静なこと〉の3点が挙げられる。

 ゴール前のポジション取りでは、絶えず「アザーサイド」を意識している。

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