関脇・若隆景インタビュー 小兵にして正統派の矜持「下からの攻めを貫いてきました」

将来の大関、横綱候補の声も（代表撮影）

　──料理もするのですか？

「魚料理はします。刺し身とか煮付けとか塩焼きとか……簡単なものばかりですよ」

　──やはり、自分でさばいた魚はうまい？

「まあ……本当は自分で釣ってさばいて、というのが一番おいしいんでしょうけどね。釣りは行きたいけど、なかなか行けないので」

（聞き手=阿川大／日刊ゲンダイ）

▽若隆景渥（わかたかかげ・あつし）　本名は大波渥。1994年、福島県福島市出身。祖父が元小結・若葉山、父も元幕下・若信夫という相撲一家に育ち、2017年に兄2人が所属する荒汐部屋に三段目最下位格付け出しで入門。2年目に十両に昇進し、3年目に新入幕。4年目から幕内に定着すると、先場所は新関脇として初優勝。得意は右四つ、寄り。