早草紀子
著者のコラム一覧
早草紀子フォト・ジャーナリスト

兵庫・神戸市生まれ。東京工芸短大写真技術科卒業。在学中のJリーグ元年からサッカー誌に寄稿。1994年からフリーランスとしてサッカー専門誌を主戦場に活躍。1996年からは日本女子サッカーリーグのオフィシャルカメラマンを務め、女子サッカー報道の先駆者として幅広く活動した。日本サッカー協会公式サイトで長年、女子サッカーのコラムを担当。現在Jリーグ・大宮アルディージャのオフィシャルカメラマン。「紡 なでしこジャパンが織りなす21の物語」「あすなろなでしこ」「なでしこの教え」など著作多数。

初戦はセルビア相手に多彩なゴールで5-0完勝!攻撃の選択肢が増えたことも収穫

公開日: 更新日:

 各スポーツ競技で世界大会なども徐々に開催されている状況に後押しされ、なでしこジャパンのセルビア、フィンランドの欧州遠征に帯同することを決めた。

 2022年1月にインドで開催されたAFC女子アジアカップは、新型コロナウィルス感染拡大のために初めて現地取材を断念したことから、今回はどれだけ円安、燃料高騰で高額航空チケットによってもたらされた衝撃も、強い意思で振り払って決行した。

ワクチン証明書は「いらない」と入国審査官

 当然のことながら、日本からの出国便のマスク率は100%である。

 そこから乗り継ぎ便になると着用率は60%(肌感覚)に、そして2度目のトランジットで1%(自身以外全員ノーマスク)にまで低下した。

 初戦の地・セルビアの感染症対策は、ほとんど解除されている。入国時に流れるようにパスポート、携帯に入れてあるワクチン接種証明書を提示すると入国審査官に無表情で「いらない」と一蹴された。

 深夜のベオグラードに降り立ったマスク姿の日本人女性の浮くこと、浮くこと。

 ベオグラードの街は、古いヨーロッパ文化の建築物を生かして、数々のショップやカフェが立ち並ぶオシャレなエリアがあるかと思えば、一本通りを入れば危うい雰囲気を醸し出すエリアも共存している。

 禁煙の波が及んでいないらしく、歩きたばこは日常の風景であるし、どこでも心置きなくたばこを燻らすことができる。愛煙家にとっては、居心地満点の街であることは間違いない。

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