元川悦子
著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

久保建英サングラス姿に感じた「自信の表れ」 中田&本田の“代表エースの系譜”を継げるか

公開日: 更新日:

■「サングラスじゃなくて伊達メガネ」

 午後5時(日本時間13日午後11時)に練習スタート。合流直後の久保の姿もあった。13日未明のホテル到着時には意外にもサングラス姿。かつての中田英寿本田圭佑を彷彿させ、注目度も一段とアップしたようだ。

「(2人とは)全然タイプが違いますし、サングラスじゃなくて伊達メガネ。暗くて色も黒だったから、そう見えちゃっただけ。機内で感染症対策で着けていたのを外すのが面倒だっただけで、深い意味はないです」と本人は笑っていた。

 とはいえ、報道陣が飛びつきそうな大胆行動は<自信の表れ>とも見て取れる。今シーズンは新天地で10試合に先発して2得点。欧州リーグも含めて数多くのゴールに絡んでいる。

「ラ・リーガ3位のチームでレギュラーで出ている選手が、代表に選ばれないことはないだろうと楽観視できていた。格上相手に互角以上にやれる戦い方の感触も得たつもり。それを少しでもW杯に還元できたらいい」と彼は野心をのぞかせた。

 ドイツ戦で先発して下克上を果たせれば、日本代表での評価も急上昇するはず。虎視眈々とチャンスをうかがう若武者が火付け役になってくれれば理想的だ。そして中田、本田両代表エースの系譜を継ぐ存在へと飛躍できれば、サングラス姿も板についてくる。「真のエース」に飛躍する久保建英をぜひ見たい──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「実際のところ二刀流を勧める立場でもなければ、考えたことも、その発想すらなかった」

    「実際のところ二刀流を勧める立場でもなければ、考えたことも、その発想すらなかった」

  2. 2
    入団直後から“普通でなかった”思考回路…完封を褒めても「何かありましたか?」の表情だった

    入団直後から“普通でなかった”思考回路…完封を褒めても「何かありましたか?」の表情だった

  3. 3
    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

  4. 4
    「結婚はまったく予想していませんでした。野球をやっている間はしないと思っていた」

    「結婚はまったく予想していませんでした。野球をやっている間はしないと思っていた」

  5. 5
    「銀河英雄伝説」大ヒットの田中芳樹さんは71歳 執筆47年で120~130冊…どのくらい稼いだの?

    「銀河英雄伝説」大ヒットの田中芳樹さんは71歳 執筆47年で120~130冊…どのくらい稼いだの?

  1. 6
    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議

  2. 7
    GLAYのTERU“ホテル不満ツイート”が物議…ツアー最終日「気持ちが上がらない」にファン失望

    GLAYのTERU“ホテル不満ツイート”が物議…ツアー最終日「気持ちが上がらない」にファン失望

  3. 8
    木村拓哉「Believe」にさらなる逆風 粗品の“あいさつ無視”暴露に続き一般人からの告発投稿

    木村拓哉「Believe」にさらなる逆風 粗品の“あいさつ無視”暴露に続き一般人からの告発投稿

  4. 9
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10
    小池百合子都知事の“元側近”小島敏郎氏が激白! 2020年都知事選直前に告げられた「衝撃の言葉」

    小池百合子都知事の“元側近”小島敏郎氏が激白! 2020年都知事選直前に告げられた「衝撃の言葉」