スポンサー撤退で国内女子ツアー先細り…小林浩美JLPGA会長の“高飛車改革”で企業に不信感

公開日: 更新日:

 今日12日に開幕する女子ツアーは昨年まで10年間続いた「ほけんの窓口レディース」から「RKB×三井松島レディス」に大会名が変わった。

「ほけんの窓口グループ(株)は、数年前から冠スポンサーからの撤退を主催者と協議していました。企業が女子大会に特別協賛するのは会社の知名度を上げて、事業拡大、顧客サービスが主な目的ですが、期待した効果が得られなかったようです」(ツアー関係者)

 そこで主催のRKB毎日放送は、福岡に本社を置く三井松島ホールディングス(株)に特別協賛を要請し、さらに資金集めに多くの地元企業を後援につけて開催にこぎつけたが、「ほけんの窓口の撤退は痛手」(前出の関係者)だ。

■JLPGAの高飛車な営業が影響

 女子ツアーは若い女子プロの活躍で盛り上がり、冠スポンサーに名乗りを上げる企業が列をなしているとみられていたが、実際は違う。

「放映権トラブルで日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)と対立したGMOインターネット(GMOインターネット・レディース)が2021年を最後に女子ツアーから撤退。その週は今年も埋まっていません。それはJLPGAの高飛車な営業も影響しています。数年前まで2億、3億円で開催できた女子大会ですが、今は人気だからと倍以上の金を要求しています。さすがに、それでは費用対効果が得られないと、どの企業も手を挙げないのです」(ツアー関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

    「悠仁さまに一人暮らしはさせられない」京大進学が消滅しかけた裏に皇宮警察のスキャンダル

  2. 2
    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

    香川照之「團子が後継者」を阻む猿之助“復帰計画” 主導権争いに故・藤間紫さん長男が登場のワケ

  3. 3
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 4
    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

    巨人・菅野智之の忸怩たる思いは晴れぬまま…復活した先にある「2年後の野望」 

  5. 5
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  2. 7
    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

    「つばさの党」ガサ入れでフル装備出動も…弱々しく見えた機動隊員の実情

  3. 8
    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

    女優・吉沢京子「初体験は中村勘三郎さん」…週刊現代で告白

  4. 9
    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

    ビール業界の有名社長が実践 自宅で缶ビールをおいしく飲む“目から鱗”なルール

  5. 10
    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?

    悠仁さまが10年以上かけた秀作「トンボの論文」で東大入試に挑むのがナゼ不公平と言われるのか?