岩井ツインズの弟・光太が地味な国内男子ツアーを救う？ 関東アマ圧勝、3姉弟の時代到来も

千怜が初優勝した昨年のNEC軽井沢72ゴルフの応援にかけつけた岩井光太（右端）／（Ｃ）共同通信社

【BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ】第1日

　今大会は国内ツアーの公式戦の1つ。昨年、アマチュアで日本オープンを制した蝉川泰果（22）は、公式戦4大会に優勝する「グランドスラム」を狙っているというが、この日は1アンダー22位タイと「大事と思っていた」スタートダッシュは切れなかった。

　初日4アンダー3位につけた中島啓太（22）も2年前のパナソニック・オープンに史上5人目となるアマ優勝を成し遂げた。当時は「ニュースター誕生」と騒がれたものの、蝉川同様、プロ転向後は思ったほど派手な活躍はしていない。

　ツアー関係者がいう。

「蝉川は今季、関西オープンでツアー3勝目をあげ、中島も先週のミズノオープンはプレーオフで惜敗。決して埋もれているわけではないが、近い将来米ツアーで戦うつもりでいる2人なら、もう少し優勝争いに絡んで、ツアーを盛り上げて欲しい」

　女子プロは渋野日向子や古江彩佳、勝みなみ、西村優菜といった人気選手が米国へ行っても、昨年の年間女王の山下（美夢有）は今季も強いし、岩井千怜、明愛の双子の姉妹など、新たなスターが次々と出てくる。男子ツアーにとっては羨ましい限りだろう。