陸上競技
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<2>契約合意に至らなかったB.ジョンソンがソウル五輪で金メダルもどんでん返しが
カール・ルイスがミズノのスパイクで登場した1987年の世界陸上ローマ大会。注目の100メートルを9秒83の世界新記録で制したのは、ルイスではなくカナダのベン・ジョンソンだった。得意のロケットスタートで9秒93(2位)のルイスを寄せつ...
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<1>カール・ルイスとの契約放棄は人生最大の判断ミス
「大魚」を逃したことは、今でも痛恨の極みだ。 1980年代から90年代にかけて、「人類最速の男」の称号をほしいままにした陸上短距離のカール・ルイス。ロス五輪前年の83年、米国から仰天のファクスが届いた。ルイスら、多くのトップ選...
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桐生とデーデーを400mリレー代表に選出した陸連の計算
とにかく金メダルを狙える種目に力を入れようということか。 日本陸連が2日、東京五輪の代表内定選手を追加発表。男子400メートルリレーの代表に男子100メートルで日本初の9秒台を出した桐生祥秀、日本選手権の100メートルと20...
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陸上日本選手権のどこがワクワクしたんだ? 優勝しても五輪出場不可選手ゾロゾロ
「さあいよいよ陸上男子100メートル五輪代表決定、世紀の戦いが始まります。ワクワクしますねえ!」 と始まった東京五輪代表最終選考会を兼ねた陸上日本選手権生中継。 ぜんぜんワクワクしなかった。なんかみんな一生懸命なんだけ...
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陸上・三浦龍司が秘める可能性 転びながらも3000m障害の日本記録更新
27日に閉幕した陸上の日本選手権。大会4日間で、8種目17人が東京五輪の切符を手にした。 注目の男子100メートル決勝は、多田修平と山県亮太に内定したが、優勝した多田の時計は10秒15。2位は参加標準記録(10秒05)を突破...
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小池祐貴が陸上200mで五輪切符 “3人目”代表入り濃厚100mとどっち走る?
大会最終日の男子200メートル決勝は、五輪参加標準記録(20秒24)を突破している小池祐貴(26)が20秒46で初優勝。同種目での五輪代表を決めた。小池は25日の100メートル(2枠内定)は4位だったが、参加標準記録(10秒05)を...
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陸上男子100m&400mリレー「五輪決勝進出」の確率とポイントを徹底解説!
25日に行われた陸上の日本選手権、男子100メートル決勝は、多田修平(25)が10秒15をマークして優勝した。9秒95の日本記録を持つ山県亮太(29)が3位に入った。2人は五輪参加標準記録を突破しているため、五輪出場が内定した。 ...
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競歩・鈴木雄介を“殺した”ドーハの酷暑 まさかの五輪辞退
本人の落胆は計り知れない。 東京五輪男子50キロ競歩代表の鈴木雄介(33)がコンディション不良のため代表内定を辞退。22日、所属先の富士通が発表した。補欠の勝木隼人(30)が入れ替わりで代表に内定した。 ■慢性疲労で断...
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陸上日本選手権 男子100mは9秒台のハイレベルな代表争いも
まれに見るハイレベルなレースを期待されているのが、東京五輪代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権(24日開幕=大阪・ヤンマースタジアム長居)だ。 先の布勢スプリント(鳥取)の男子100メートルで山縣亮太(29=セイコー)が9秒9...
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山縣亮太100m9秒95で日本新 度重なる怪我が生んだ記録更新
「ついに出ましたね」 その一報に、スポーツライターの高野祐太氏はこう言った。 陸上の布勢スプリント(鳥取・布勢総合運動公園陸上競技場)の男子100メートル決勝で、山縣亮太(28)が9秒95の日本新をマーク。サニブラウン...
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新谷仁美のコーチ・横田真人氏が説くスポーツのあるべき姿
「命というものは正直、オリンピックよりも大事なものだと思います」 新型コロナウイルスの感染拡大が収束しない中、新谷仁美(33)が語った飾らない本音。陸上女子1万メートルで東京五輪代表に内定している新谷は、「アスリートとしては出...
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“ポスト菅”筆頭 河野太郎はワクチンでコケたら陸連会長へ
困難を伴う一大事業である。 コロナ対策の失敗で支持率が急降下している菅総理。「感染対策の決め手」というワクチン接種の陣頭指揮を託したのが、河野太郎行改担当大臣(58)だ。 新たにワクチン担当大臣に任命された河野氏は、...
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「びわ湖毎日」消滅と統合で勃発する大阪のマラソン戦争
びわ湖毎日マラソンは来年の大会を最後に幕を閉じ、大阪マラソンに統合される。2022年は「第10回大阪マラソン・第77回びわ湖毎日マラソン統合大会」として行われる。大会名はもちろん仮称だ。 2011年創設の大阪マラソンは3万人...
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日本のマラソンのテーマは黙々と技術を追究する気迫と気力
12月4日に開かれた陸上競技の日本選手権長距離種目は好記録続出だった。女子1万メートルで新谷仁美が18年ぶりに日本記録を更新(30分20秒44)し、驚いたのは男子1万メートルだ。 旭化成1年目の相沢晃の27分18秒75を筆頭...
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JOCや陸連がセクハラ防止声明 女子陸上のユニ露出なぜ多い
「女子陸上選手のユニホームにも原因がある」 そういった声がネット上で多数飛び交っている。 ことの発端は今年8月ごろ、日本陸上競技連盟に、女子選手が被害を訴えたことに遡る。近年、SNSの普及と共に女子アスリートの胸や股間...
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1万m日本記録女王新谷と名伯楽・小出監督との“微妙な関係”
「結果が出なければ横田コーチのせい。でも、結果が出たので横田コーチのおかげです」 日本陸上選手権女子1万メートルで優勝。東京五輪の切符をつかんだ新谷仁美(32)はこう語り、横田真人コーチ(33)に感謝した。 【写真】この...
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新谷圧巻の女子1万m日本新 五輪メダルへ「猛暑」が追い風
圧巻の「一人旅」だった。 東京五輪の代表選考会を兼ねた日本陸上選手権(大阪)長距離種目は、すでに参加標準記録を突破している女子5000メートルの田中希実(21)と同1万メートルの新谷仁美(32)の2人が優勝。五輪切符を手にし...
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新谷仁美は勝てば五輪内定 日本選手権1万m記録更新宣言も
「明日(4日)は日本記録(30分48秒89)を目指して、1万で世界と戦うためのレース展開をしたいです」 力強く語ったのは、日本選手権(大阪)女子1万メートルに出場する新谷仁美(32)だ。 【写真】この記事の関連写真を見る...
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箱根駅伝は開催決定も 選手が強いられる“ピリピリの8週間”
無事にその日がやってくるとは限らない。 東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)を主催する関東学生陸上競技連盟(関東学連)は5日、例年と同じく来年1月2、3日に大会を開催することを発表した。 しかし、これでひと安心とは...
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全日本大学駅伝で“密”発生…箱根「無観客」開催へ深刻懸念
コロナ禍の中で開催された全日本大学駅伝は、駒大アンカーの田沢がラスト1キロで東海大の名取を振り切り6年ぶり13回目の優勝を決めた。 今大会は、主催者(日本学生陸上競技連合など)が感染拡大防止の観点からコース沿道での観戦、応援...
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無策の陸連 エリートマラソンを消滅させるべきではない
箱根の予選会が終わり、11月1日には伊勢路をめぐる全日本大学駅伝が行われる。年末恒例の福岡国際マラソン、ニューイヤー駅伝、箱根駅伝と無観客を呼び掛けて実施予定だ。「ファン待望の」だが、その前にロードレースについて考えた。 マ...
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陸上中長距離で注目の21歳 田中希実の素顔を母親が明かす
2日、陸上の日本選手権1500メートルで、2位に5秒41もの大差をつけて圧勝した豊田自動織機TCの田中希実(21・同志社大3年)。7月に3000メートル、8月に1500メートルの日本記録を立て続けに更新するなど、中長距離のスペシャリ...
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DeNA陸上部解散 実業団体制崩壊でプロ化の切磋琢磨は必然
瀬古利彦がエグゼクティブアドバイザー(EA)を務めるDeNA陸上部が解散した。箱根駅伝で活躍した東海大OBの鬼塚翔太、館沢亨次ら所属選手とは随時契約で活動を支援していくとのこと。陸上界では既に昨年、日清食品陸上部が同じような方針を取...
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国立に「トラック残して」コー氏の“甘言”が招く莫大維持費
IOC(国際オリンピック委員会)の重鎮が無理難題を吹っ掛けた。 世界陸連会長で、東京五輪の調整委員も務めるセバスチャン・コー氏(64)が8日、東京五輪メインスタジアムの国立競技場を視察。最新鋭の技術が結集した高速トラックなど...
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陸上DeNAがチーム廃止…瀬古氏が口にしたタブーが波紋呼ぶ
その「動き」はすでに始まっている。 陸上のDeNAランニングクラブは5日、今年度限りでクラブを廃止することを発表した。来年度以降は、国際大会で活躍を目指す選手をサポートする新体制となる。同クラブのエグゼクティブアドバイザーの...
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桐生100m6年ぶりVも平凡タイムで遠のくサニブラウンの背中
注目の100メートルを制したのは桐生祥秀(24=日本生命)だった。2日に陸上・日本選手権男子100メートル決勝で6年ぶり2度目の優勝。期待された9秒台は出ず、10秒27に終わったものの、「勝ち切れたのは大きいけどタイムはまだまだ」と...
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箱根駅伝は無観客開催…背後に透ける「傲慢とカネと宣伝」
「中止」という選択肢はなかったようだ。 正月(往路2日、復路3日)恒例の東京箱根間往復大学駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟は20日、新型コロナ感染防止対策として、今年度の大会を「無観客」で開催することを発表した。 コ...
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“幻の選考会”の可能性…陸連は全種目の内定者を決めるべき
悲劇を繰り返してはいけない。 日本陸連は先月28日、10月に新潟市で開催される日本選手権に観客を受け入れることを決めたが、ここでは東京五輪の代表は決まらない。 すでに代表に内定している種目は、男女マラソン(各3人)、...
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新谷仁美直撃<5>私の選手寿命は企業やスポンサーが決める
コロナ禍で1年延期された東京五輪。新谷は「国民の皆さんが反対するなら開催する必要はない」ときっぱりと言った。インタビューの最終回は、そんなオリンピックへの思いや自身の引退について語った。 ◇ ◇ ◇ ――新谷さ...
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新谷仁美直撃<4>マラソンに挑戦する気はありますか?
日本実業団陸上競技連合は、東京五輪のマラソンで日の丸を揚げることを願い、マラソンの日本記録に1億円のボーナスを出す制度(今年3月終了)を設け、設楽悠太、大迫傑が手にして話題を呼んだ。プロランナーの新谷は、この制度をどう見ていたのか。...