ナ・リーグ西地区は巨大戦力ドジャース独走でダル&松井のパドレスは蚊帳の外

公開日: 更新日:

ナ・リーグ西地区

 大リーグに詳しいスポーツライター・友成那智氏がレギュラーシーズンの行方を占う。

  ◇  ◇  ◇

 ここ数年、ドジャースが100勝以上して地区優勝というパターンが少なくない。今季は大谷翔平山本由伸の加入で戦力がさらにアップしており、9月半ばまでに大台をクリアする可能性が高い。

 ただ順調すぎる場合は危険要素を見落として、思わぬダメージを被ることがある。今年のドジャースに死角はないのか?

 それは投手陣に故障者が続出するケースだが、まず地区優勝を逃すことはないだろう。故障者が相次いで投手力が平均レベルまで落ちても、圧倒的な得点力があるため、6割以上の勝率をキープできるからだ。

 西地区は1位ではなくむしろ2位争いが焦点。2位の座を狙うのは、ダイヤモンド(D)バックス、ジャイアンツ、パドレスの3球団で、ロッキーズはまだ最下位を抜け出す戦力が整っていないので、厳しいだろう。

 2位の最有力候補はDバックス。昨季、8月に失速したが、9月に盛り返して何とか84勝し、5割から勝ち星が6つ超えただけでポストシーズン進出。8月のドジャース3連戦でガチンコ勝負を避けてエネルギーを温存できたため、ポストシーズンは好調でワールドシリーズまで進出した。一方のドジャースは、地区シリーズで敗退したので、Dバックスは同じパターンでポストシーズン進出を狙い、レギュラーシーズンでは87勝くらいを目標に、勝てるチームから確実に勝ち星を得ることに注力するだろう。オフの補強で弱体チームから高い確率で白星をマークできる昨季13勝のエドゥアルド・ロドリゲスを獲得したので大きな戦力になる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  2. 2
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  3. 3
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  4. 4
    宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

    宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

  5. 5
    巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

    巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

  1. 6
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  2. 7
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8
    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

  4. 9
    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

  5. 10
    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白