NHK朝ドラ「なつぞら」主人公が描くアニメの原作は何だ?

公開日: 更新日:

 残り3週間となったNHK連続テレビ小説「なつぞら」(総合あさ8時)は、日本の女性アニメーターの草分け、奥山玲子をモデルにしているのだけれど、物語に登場するアニメ作品も、実際に劇場で上映されたりテレビで放送された映画ドラマだ。

 ヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が東洋動画(東映動画・現在の東映アニメーション)に就職して、彩色を担当した「白蛇姫」は、日本で最初の総天然色長編「白蛇伝」である。オールカラーの漫画映画が、ウォルト・ディズニーの「白雪姫」「ピーター・パン」ぐらいしかなかったころに、画期的な作品だった。

 なつにとって2作目となる「わんぱく牛若丸」は「わんぱく王子の大蛇退治」、若手中心に制作した短編「ヘンゼルとグレーテルと魔法の森」はお蔵入りになってしまうが、「百獣の王子サム」は「狼少年ケン」、「神をつかんだ少年クリフ」は「太陽の王子ホルスの大冒険」、「魔法少女アニー」は「魔法使いサリー」、「キックジャガー」は「タイガーマスク」、「魔界の番長」は「デビルマン」がモデルで、ヒットが続く。

「『なつぞら』は元のアニメに似せてそれらの動画を作り、それに合わせたポスターまで用意して、ドラマの中で一瞬だけ見せるという贅沢なことをやっています。キックジャガーは、タイガーマスクのキャラクターデザイナーの大橋学さんが描いたものです」(NHK関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  2. 2

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪

  1. 6

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  2. 7

    悠仁さま「9.6成年式」…第1子出産の眞子さん、小室圭さんの里帰りだけでない“秋篠宮家の憂鬱”

  3. 8

    参政党議員「初登院」に漂った異様な雰囲気…さや氏「核武装」に対しゼロ回答で現場は大混乱

  4. 9

    ダルビッシュの根底にある不屈の反骨精神 “強いチームで勝ちたい大谷”との決定的な違い

  5. 10

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー