著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<86>ドン・ファンには虚言癖が…「後妻の子供でいじめられた」とウソも

公開日: 更新日:

「きょうだい皆、同じ母親です。幸助はそうやって他人の同情を引こうとしていたのかなあ。虚言癖もあったし、話を盛ることも得意だったから。仲の悪いきょうだいもいたけれど、暮れには高級おせち料理を送ってくれていたし、一般的な普通の付き合いですよ」

 お兄さんが苦笑した。

「私も『オレは後妻の子供だ』って、幸助さんが小学生だった頃から聞いていました。それがウソ? 驚いたわ」

 後日、ドン・ファンと70年もの付き合いがあるという小学校時代からの幼馴染みの女性と会った際にこの件を話すと、彼女はそう言って目を丸くした。

「そうだったんですか。ボクも振り回されましたね。妹のHさんとは何度かお会いしていますし、お姉さんのYさんとも都内で会いました」

「Hちゃんに幸助さんが亡くなったのを伝えてくれたんでしょ。お世話になりましたってHちゃんが言っていたわ」

 お兄さんの奥さんが頭を下げた。

「奥さんはどこにおるの?」

「警察に携帯電話を取りにいっていますので、ボクが一人で留守番しているんです」

 しばらく話をして2人は戻っていったが、早貴被告と大下さんは、なかなか戻ってこなかった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然