“不敗神話”途切れず 西武・菊池にメジャー12球団が熱視線

公開日: 更新日:

「不敗神話」は途切れなかった。

 15日の中日戦に先発した西武菊池雄星(26)は今季、ここまで7勝0敗と負けなし。この日は木下にソロ本塁打を浴びるなど8回を6安打2失点、8奪三振。2点ビハインドのまま降板したものの、直後に味方が同点に追い付いて黒星が消えると、チームは延長十回にサヨナラ勝ちした。

 そんな“持っている”左腕を、メジャーのスカウトはどう見たか。この日はヤンキース、カブス、ドジャース、レンジャーズ、フィリーズなど計12球団、20人以上のスカウトが視察。熱視線を送ったナ・リーグ球団のあるスカウトは、菊池の投球をこう絶賛した。

「打たれたヒットは(内野安打や失策がらみなど)不運なものが多かった。117球中85球がストライク。(左肩の張りで登録を抹消される以前の)5月4日の登板に比べると、縮こまっていた腕もしなやかに振れていた。フォームも修正されていたので、はるかに良くなった。(木下の)本塁打は完全な失投だったけど、三振も多く、球のキレも良かった」

 最速は152キロにとどまったが、中日の波留打撃コーチは「スピード自体はそこまで出ていなかったけど、スライダーのキレが良かった」と変化球の質の良さに脱帽していた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

    マレーシア「ららぽーと」に地元住民がソッポ…最大の誤算は歴史遺産を甘く見たこと

  3. 3
    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

    ドジャース山本由伸いきなり「投手史上最高の465億円」は“佐々木朗希込み”の値段だったか

  4. 4
    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

    まともに相撲が取れない貴景勝いまだ現役の裏に「親方株問題」 3場所連続休場で9度目カド番確定

  5. 5
    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

    阪神・岡田監督に「契約延長説」急浮上…勇退説から二転三転も、背景に夫人のサポート

  1. 6
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  2. 7
    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

    鹿児島・山形屋は経営破綻、宮崎・シーガイアが転売…南九州を襲った2つの衝撃

  3. 8
    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

    一人横綱・照ノ富士が満身創痍でも引退できない複雑事情…両膝と腰に爆弾抱え、糖尿病まで

  4. 9
    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

    「飲みィのやりィのやりまくり…」高市早苗氏がブチまけていた“肉食自伝”の衝撃!

  5. 10
    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今

    野茂英雄氏と借金トラブル 元1億円投手の佐野慈紀さんは今