内田順三 — 著者のコラム一覧

内田順三前巨人巡回打撃コーチ

１９４７年９月１０日、静岡県生まれ。東海大一高から駒大。１３年間の現役生活はヤクルト、日本ハム、広島で主に外野手としてプレー。計９５０試合出場で打率・２５２、２５本塁打。８２年に現役引退、翌８３年に指導者に転身。広島、巨人で打撃コーチ、二軍監督などを歴任し、多くのタイトルホルダーを育てた。昨年限りで巡回打撃コーチだった巨人を退団。今季は社会人野球のＪＲ東日本で外部コーチを務める。近著に本誌での連載を加筆、再編集した「打てる、伸びる！逆転の育成法」（廣済堂出版）がある。

名伯楽・内田順三「作る・育てる・生かす」

広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

公開日：2020/01/18 06:00　更新日：2021/03/09 17:31

2007年の球宴でセの指揮を執った落合監督（右）と栗原（左、中央は山本浩二氏）／（Ｃ）日刊ゲンダイ

　私が広島の打撃統括コーチ（２００８～１０年）を務めていた頃、試合前に不振で悩んでいた４番の栗原を連れて中日の監督だったオチ（落合博満）に相談したことがある。

「相手から見て（栗原は）どんなふうに感じる？」

　すると、オチはこう言った。

「４番だからって（走者を…

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