ソフトBスチュワートの一軍デビューは“ガス抜き”になるか

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 フツーに開幕していたら、登板機会はなかったかもしれない。

 20日、ソフトバンクのスチュワート(20)がロッテとの練習試合で“一軍デビュー”。先発して5回を投げ、3安打5奪三振5四球1失点。スタミナ面の課題はあるものの、最速154キロをマークした。13日の中日との二軍戦では、6回無安打無失点と好投。来日2年目を迎え、元全米ドラ1の実力の片りんを見せている。

 もっとも、スチュワートのような外国人選手にとって、新型コロナウイルスの感染拡大はシビアな問題だ。スチュワートの母国・米国では、現地時間19日、全国民の海外渡航の中止と、国外に滞在している米国民へ速やかに帰国を検討するよう勧告した。スポーツどころではない、と言っても過言ではない。実際、バスケットのBリーグ・レバンガ北海道に所属するミークスは、自身と家族の健康を最優先に考え、契約解除を申し出て、この日、米国へ帰国したという。

 スチュワートの登板は米政府の勧告前に決まっていたとはいえ、一軍デビューが多少なりとも“ガス抜き”になればいいのだが。

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