セは巨人が独走か…白熱するかは阪神と中日次第と橋本清氏

公開日: 更新日:

 今年も巨人の独走、という予想が多い。

「戦力的にはそうでしょう。菅野、戸郷、サンチェスの3本柱は計算できるし、ストッパーの中川も盤石。オープン戦で打線に元気がなかったとはいえ(12球団中6位のチーム打率.236)、能力が高く経験豊富な選手が揃っていますから」

 とは、評論家の橋本清氏。となれば、昨季と同様、セ・リーグは早々とペナントレースの灯が消えることになるが、「昨季2位の阪神、3位の中日次第でしょう。どちらも投手力は巨人にひけを取りません。矢野監督、与田監督からは、今年こそは! という覚悟を感じます」と、こう続ける。

「阪神は開幕投手に藤浪を、中日は福谷を指名した。エースの西勇、大野はそれぞれ2カード目の先発に回りました。どちらも調整の遅れが理由とされていますが、違うでしょう。両球団の絶対的エース2人が開幕カードの先発を外れたことで、西も大野も4月末までに6試合ずつある巨人戦のカード初戦に先発することになります。矢野、与田両監督が対巨人に照準を絞っていることの証しでしょう。監督が旗印を鮮明にすれば、選手もその気になるものです。今年はセでもクライマックスシリーズが実施されますが、最後まで2位狙い、3位狙いに走らず、あくまで優勝を目標に打倒巨人の戦いを徹底すれば、白熱したペナントレースが期待できます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った

    スッカラカンになって帰国のはずが…ラスベガスのカジノで勝った会員限定記事

  2. 2
    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

    ミス・インターナショナル 特派員協会で「涙の訴え」のワケ

  3. 3
    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

    なぜ15大会のスポンサー企業は日本女子プロゴルフ協会に“抗議文”を送ったのか

  4. 4
    宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

    宮迫博之の地上波復帰また遠のく…チバテレ番組ゲスト出演のはずが、収録済みでもソデに

  5. 5
    巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

    巨人阿部監督を悩ます原前監督の尻拭い…FA組と主力の過渡期でよぎる高橋由伸政権時の再来

  1. 6
    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  2. 7
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8
    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

    プロアマを“人質”にした協会の傲慢ぶりで伝統ある大会が消滅危機…3年前から続く対立構造の根本

  4. 9
    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

    だれもが首をひねった 演技派俳優・古尾谷雅人の自殺の謎

  5. 10
    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白

    渡部建はキスなし即ベッド“超自己中SEX” 元カノ女優が激白