佐々木麟太郎に「世界の王」の重圧…ドラ1指名ソフトBから事あるごとに名前を出されるトホホ

公開日: 更新日:

 ソフトバンク城島健司チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO=49)が日本時間5日、米スタンフォード大を訪れ、10月のNPBドラフトで1位指名した同大の佐々木麟太郎(20)に挨拶した。

 城島CBOはDeNAとの競合の末に引いた当たりくじを王貞治球団会長(85)と自身のサインを入れて手渡した。佐々木との入団交渉は来年6月の米大学野球シーズン終了後になるが、「最初の印象は前向きな子だなと思った。縁があって、うちでやってくれれば一番いい」と入団へ期待を込めた。

 その城島CBOはドラフト時、「野球の花形はホームラン。もしうちに縁があれば、(王)会長の寿命は10年延びると思う」と言及。王会長も佐々木と直接電話で会話をしたことを明かし、「すごく喜んでくれた」と言った。

 ソフトバンクがメジャー球団、大学残留など、選択肢が多い佐々木を口説くには、通算868本塁打を記録した「世界の王」の存在は切り札といえる。佐々木とすれば、いくらメジャー志向が強いといっても、事あるごとに王会長の名前を出されては、むげにできない。重い十字架を背負った佐々木はどんな決断を下すのか。

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