村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

公開日: 更新日:

 山本由伸(27)がワールドシリーズMVPなら、大谷翔平(31)はリーグ優勝決定シリーズMVP。佐々木朗希(24)は抑えとしてプレーオフ9試合に登板して3セーブ、防御率0.84。日本人3選手の活躍なくして、ドジャースのワールドシリーズ連覇はあり得なかった。

 このオフ、ポスティングシステムで海を渡る村上宗隆(25=ヤクルト)と岡本和真(29=巨人)や、同じくメジャー挑戦の可能性がある今井達也(27=西武)にとって、3人の活躍は追い風といわれるが、実際のところどうなのか。

 まずは村上から。ア・リーグのスカウトはこう言う。

「2022年に三冠王を獲得して以降、他球団が対策を講じるようになった。中でも苦手とするベルトより高め、150キロ超のストレートは、3年経ったいまも克服できていない。米国の投手は高め速球と低め変化球を主体に投げるし、日本の投手以上に速い球を投げるだけに苦戦することが予想される。600打席に立つと仮定して打率は.230~.240、本塁打は20本前後ではないか。打球速度はメジャーに入ってもトップクラス、25歳と若くて伸びしろはあるが、三振もケタ違いに多い。守備はお世辞にもうまいと言えないしね」

 岡本はどうか。

「年齢から言って伸びしろはないが、速球に対応できるし、三振も少ない。600打席をクリアすれば打率.250、15~20本塁打くらい。それでも2人の評価は、21年オフに海を渡った当時の鈴木誠也(31=カブス)と比べて落ちる」(同)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  5. 10

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較