「忘れゆく男」ピーター・メイ著、青木創訳

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 エディンバラ市警の刑事フィンは、妻と離婚し、仕事も辞めて故郷のルイス島に戻る。荒廃した実家の修復を始めたフィンは、認知症の進んだ父親トーモッドの介護に手を焼くかつての恋人マーシャリーに手を貸す。同じころ、島の刑事ガンは、泥炭地で発見された身元不明の遺体について調べていた。数十年前に埋められたと思われる遺体は、10代の若者で死因は他殺だった。DNA検査の結果、被害者は以前の事件でサンプルを提出していたトーモッドの血縁者だと分かる。しかし、トーモッドからは何も聞き出せない。トーモッドに殺人容疑がかかっていると知ったフィンは、彼の故郷ハリス島に向かう。

 英国のベストセラーシリーズ第2弾。

(早川書房 1100円+税)

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