「気がついたら自律神経が整う 『期待しない』健康法」小林弘幸著
人は「期待をする」と自律神経のバランスが大きく乱れ、健康や人間関係にまでマイナスの影響を及ぼすと著者は言う。多くの人は、「期待している」と言われるとうれしさを感じるが、「期待していたのに」と言われると、評価が落ちたと感じショックを受ける。この揺れ幅の大きさが血液の質や流れ、さらには脳から末梢神経まで体全体に悪影響を及ぼすというのだ。
そもそも人はなぜ「期待」してしまうのか。自分や他人、世間、そして未来に期待することで何を求めているのか。ストレスの9割は期待する心から生まれるという。
本書は、「期待しない」をキーワードに、自律神経と、その自律神経が血液や腸内環境、さらには人間関係に及ぼす影響について説く健康テキスト。
(祥伝社 924円)