即日完売 CHAGEの初ディナーショーにファンの期待感
本格的なディナーショーの季節を迎え、今年は異変が起きている。ホテルの格と料金が歌手のステータスとされるディナーショー。長い間トップの座に君臨していたのが五木ひろしの5万円だった。
「歌謡界には暗黙のうちに五木の料金を超えない範囲」という不文律があるという。それを昨年、矢沢永吉が「ロック」から6万円に設定したが、熱狂的なファンで満席。今年は同じ料金で松任谷由実も開催する。「ディナーショーの顔」と言われる郷ひろみと松田聖子も依然として絶大な人気を誇る。
「2人が強いのはカップルに最適な明るくノリのいい持ち歌が多くあること」と言われる。そこに新顔が登場して話題を呼んでいる。「CHAGE and ASKA」のCHAGEがソロとして初のディナーショーを21日にグランドプリンスホテル新高輪で行う。
「いまだにチケットが売れずにいる歌手もいる」と聞くが、あまりディナーショーとは縁のないイメージのCHAGEの3万円チケットが発売と同時に完売したという。
ASKA逮捕後、2人のCDは回収。ソロ活動を続けるCHAGEはASKAとの曲を封印していただけに、ファンの間では「きっとデュオ時代のヒット曲を歌ってくれる。ASKAの話も聞くことができるかもしれない」という期待感も人気を後押ししているようだ。